冠動脈3D-CTで左回旋枝を同定する|第112回医師国家試験C7

第112回医師国家試験 C7(2018年)

正答:c

問題

冠動脈の造影3D-CT(別冊No.1 ①〜⑤)を別に示す。

左冠動脈回旋枝はどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

①〜⑤の矢印で右冠動脈、左主幹部、回旋枝、対角枝、前下行枝を示す冠動脈造影3D-CT
別冊No.1 ①〜⑤ / 出典:厚生労働省・第112回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

左冠動脈主幹部から分かれ、左房室溝に沿って心臓の左側・後方へ回り込む血管が回旋枝〈LCx〉です。図の③がこの走行に当たります。心尖部へ向けて前室間溝を下行する⑤の左前下行枝〈LAD〉と区別します。

画像の見方

②の左冠動脈主幹部から分岐した③は、左心耳の下方から左房室溝を回り込みます。⑤は前室間溝を下行し、④はその枝として左室前外側へ伸びています。①は右冠動脈です。

各選択肢の検討

a.①は右冠動脈に相当し、右房室溝側へ走行しています。

b.②は左冠動脈主幹部に相当し、回旋枝と前下行枝に分かれる手前です。

c.正しい。左房室溝へ回り込む回旋枝です。

d.④は左室前外側へ向かう前下行枝の対角枝に相当します。

e.⑤は前室間溝を心尖部方向へ向かう左前下行枝です。

覚えるポイント

LCxは左房室溝、LADは前室間溝。位置の暗記だけでなく血管を連続して追う。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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