吸収不良症候群の下痢と栄養欠乏|第112回医師国家試験C3

第112回医師国家試験 C3(2018年)

正答:c

問題

吸収不良症候群の症状として頻度の低いのはどれか。

a.貧血

b.浮腫

c.便秘

d.体重減少

e.腹部膨満感

正答の理由

吸収されない栄養素が腸管内に残ることで下痢・脂肪便や腹部膨満を生じ、栄養欠乏によって体重減少、貧血、低蛋白血症に伴う浮腫などがみられます。この典型的な症状群と比べて便秘の頻度が低く、cを選びます。原因疾患や併用薬などにより便秘を伴うことまで否定する問題ではありません。

各選択肢の検討

a.鉄・葉酸・ビタミンB12などの不足により貧血を生じます。

b.蛋白の消化吸収低下に伴う低蛋白血症などで浮腫を生じます。

c.正答。典型的には便秘より下痢・脂肪便が問題になります。

d.エネルギーや栄養素の不足により体重が減ります。

e.未吸収の栄養素や腸内発酵などにより膨満感を生じます。

覚えるポイント

吸収不良は下痢・脂肪便と全身の栄養欠乏を結び付ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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