第112回医師国家試験 C2(2018年)
正答:b
問題
WHOの活動について正しいのはどれか。
a.識字率を向上させる。
b.たばこ規制を推進する。
c.食糧を安定的に供給する。
d.温室効果ガスの削減を行う。
e.労働者の作業環境を改善させる。
正答の理由
WHOはたばこの健康被害を減らすため、たばこ規制枠組条約〈WHO FCTC〉などを通じてたばこ規制を推進しており、bが正答です。他の肢はそれぞれの専門機関・国際枠組みの主な役割を問うものです。ただしWHOも気候変動や産業保健に関与し、ILOと協働するため、他分野に一切関与しないという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.識字・教育の推進はUNESCOの主要な活動です。
b.正しい。WHO FCTCなどによってたばこ対策を進めます。
c.食料安全保障の推進はFAOなどの主要な活動です。
d.排出削減に関する国際的な中心枠組みはUNFCCC・パリ協定です。WHOも気候変動の健康影響を扱います。
e.労働条件・作業環境の改善はILOの主要分野ですが、産業保健ではWHOとの連携もあります。
覚えるポイント
国際機関の中心的役割を区別しつつ、分野間の協働を否定しない。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第112回医師国家試験問題および正答
- WHO:たばこ規制枠組条約の概要
- UNESCO:識字の推進
- FAO:食料安全保障の役割
- UNFCCC:パリ協定の概要
- 厚生労働省:ILO・WHO協働による産業保健支援
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。