第112回医師国家試験 B5(2018年)
正答:d
問題
造影CTを施行するにあたり事前に確認すべきこととして最も重要なのはどれか。
a.喫煙歴
b.飲酒歴
c.肝機能
d.腎機能
e.認知機能
正答の理由
ヨード造影剤を静注するCTでは、提示肢の中では腎機能の確認が最も重要です。血清クレアチニン・eGFRと急性腎障害の有無等からリスクを評価します。現在は正常〜中等度の安定した腎機能での造影剤による腎障害リスクを過大評価せず、重度腎機能低下でも検査の必要性との利益・リスクを個別に判断します。造影剤への過去の反応等も別途確認します。
各選択肢の検討
a.問診事項ですが、提示肢で造影剤の安全性評価の中心ではありません。
b.全身状態の把握には有用ですが、腎機能に優先しません。
c.通常のヨード造影CTでの主たる事前機能評価ではありません。
d.正しい。腎障害リスクの評価に重要です。
e.同意・協力体制の検討は必要ですが、提示肢の中で造影剤のリスクに直結するのは腎機能です。
覚えるポイント
造影CT前は腎機能と既往の造影剤反応を確認。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。