第112回医師国家試験 A14(2018年)
正答:b・c
問題
診察器具の写真(別冊No.1①〜⑤)を別に示す。
成人に対して鼻処置を行った上で、鼻腔から上咽頭、喉頭にかけて内視鏡検査を実施する際に使用する器具はどれか。2つ選べ。
a.①
b.②
c.③
d.④
e.⑤

正答の理由
③の鼻鏡で鼻腔入口を開き、②の鼻用吸引管で鼻汁などを除去して、経鼻内視鏡を挿入しやすい状態にします。②は屈曲した細い管状の吸引器具、③は開閉する翼を備えた器具として見分けます。
画像の見方
②は細長い金属管が屈曲し、基部に吸引チューブを接続する構造があります。③は把持部を開閉して先端の翼を動かす鼻鏡です。①は照明・レンズを備えた耳鏡、④は細い先端を持つ鑷子、⑤は舌を押さえる幅のある舌圧子です。
各選択肢の検討
a.①は耳鏡で、外耳道・鼓膜の診察に用います。
b.正しい。②の鼻用吸引管で鼻腔の分泌物を吸引します。
c.正しい。③の鼻鏡で鼻腔を開いて観察・処置します。
d.④は耳用の鑷子で、今回の鼻処置でまず選ぶ器具ではありません。
e.⑤は舌圧子で、口腔・咽頭の診察に用いるもので、経鼻挿入の鼻処置用ではありません。
覚えるポイント
鼻処置では鼻鏡で展開し、鼻用吸引管で分泌物を除去。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。