心房細動の心電図|第111回医師国家試験I65

第111回医師国家試験 I65(2017年)

正答:b

問題

76歳の男性。58歳時に心不全症状のため心房中隔欠損孔閉鎖術を受けた。現在の心電図(別冊No.18)を別に示す。

認められる所見はどれか。

a.心房粗動

b.心房細動

c.心房性期外収縮

d.完全房室ブロック

e.完全左脚ブロック

RR間隔が不規則で、反復する明瞭なP波を認めない。
No.18:心電図 / 出典:厚生労働省・第111回I別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

RR間隔が不規則で、一定して反復するP波を認めず、基線には細かな心房活動がみられます。心房中隔欠損の術後であっても、心電図そのものから心房細動と判断できます。

画像の見方

RR間隔が不規則で、反復する明瞭なP波を認めない。

各選択肢の検討

a.誤り。心房粗動では規則的な心房活動である粗動波を確認します。本図はそのパターンではありません。

b.正しい。明瞭なP波を欠く不規則なRR間隔が心房細動の所見です。

c.誤り。洞調律の中に早期の異所性P波が混じる所見ではなく、全体として不規則です。

d.誤り。独立したP波とQRSの房室解離を示していません。

e.誤り。V₁の形態も含め、完全左脚ブロックの典型的なQRS波形ではありません。

覚えるポイント

心房細動はP波消失と絶対性不整脈から判断する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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