第111回医師国家試験 I36(2017年)
正答:a・d・e
問題
大球性貧血となるのはどれか。3つ選べ。
a.悪性貧血
b.サラセミア
c.鉄欠乏性貧血
d.葉酸欠乏性貧血
e.blind loop 症候群
正答の理由
ビタミンB12または葉酸の欠乏ではDNA合成が障害され、大球性の巨赤芽球性貧血を来します。悪性貧血は内因子の欠乏によるB12吸収障害、blind loop症候群は細菌増殖によるB12の利用・吸収の障害が関係します。
各選択肢の検討
a.正しい。内因子が不足してB12を吸収できず、巨赤芽球性貧血になります。
b.誤り。グロビン合成障害による小球性貧血が代表です。
c.誤り。ヘモグロビン合成に必要な鉄が不足するため、通常は小球性低色素性貧血です。
d.正しい。DNA合成障害により巨赤芽球性貧血を来します。
e.正しい。腸管内の細菌異常増殖でB12の吸収が障害され、B12欠乏性の大球性貧血を来し得ます。
覚えるポイント
悪性貧血・盲係蹄はB12、葉酸欠乏も巨赤芽球性。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第111回医師国家試験問題および正答
- NIH ODS:Vitamin B12—Deficiency
- NIH ODS:Folate—Deficiency
- NLM MeSH:Blind Loop Syndrome—細菌異常増殖とB12吸収障害
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。