第111回医師国家試験 I21(2017年)
正答:c
問題
アレルギー性鼻炎における鼻閉の発症に関与するのはどれか。
a.血清IgG4
b.アドレナリン
c.ロイコトリエン
d.C1インヒビター
e.プロスタグランディン
正答の理由
公式正答はロイコトリエンです。鼻粘膜の血管反応や透過性亢進による腫脹・浮腫に関わり、受容体拮抗薬は鼻閉の治療に用いられます。ただしPGD2などのプロスタグランジンも鼻閉に関与するため、eを一律に無関係とする説明はできません。単一選択としての公式正答と、複数の脂質メディエーターが働く病態を区別します。
各選択肢の検討
a.誤り。血清IgG4を本問の鼻閉を惹起する主要メディエーターとしては選びません。
b.誤り。血管収縮などの作用があり、鼻閉を起こす代表的炎症メディエーターではありません。
c.正しい。システイニルロイコトリエンは鼻粘膜の腫脹に関与します。
d.誤り。欠乏による血管性浮腫などの病態とは区別します。
e.公式正答には含まれません。ただしPGD2などは鼻閉に関与するので、プロスタグランジン全般を無関係とはいえません。
覚えるポイント
公式c。鼻閉にはLTに加えPGD2など複数の脂質メディエーターも関与する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。