誤嚥性肺炎と口腔内連鎖球菌|第111回医師国家試験I4

第111回医師国家試験 I4(2017年)

正答:d

問題

誤嚥性肺炎の原因微生物として頻度が高いのはどれか。

a.腸球菌属

b.放線菌属

c.*Candida*属

d.連鎖球菌属

e.*Pseudomonas*属

正答の理由

口腔・咽頭の細菌が下気道へ入ることが重要で、口腔内連鎖球菌は誤嚥リスクのある肺炎で高頻度に検出されます。したがってdを選びます。ただし誤嚥性肺炎は単一菌で決まる病態ではなく、グラム陰性桿菌なども関与し、背景や重症度によって菌種の分布は変わります。

各選択肢の検討

a.誤り。原因になり得る場合はありますが、代表的な高頻度菌として選びません。

b.誤り。誤嚥に関連した肺放線菌症はありますが、本問の頻度を問う肢ではありません。

c.誤り。喀痰からの検出は定着であることが多く、それだけで肺炎の原因とは判断しません。

d.正しい。口腔内連鎖球菌を含む連鎖球菌属が重要です。

e.誤り。医療曝露や重い基礎疾患などでは考慮しますが、誤嚥した全患者で最も頻度の高い原因菌とはしません。

覚えるポイント

誤嚥性肺炎は口腔内細菌と患者背景を考える。連鎖球菌が重要だが混合感染もある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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