第111回医師国家試験 I2(2017年)
正答:c
問題
網状皮斑から疑うべきなのはどれか。
a.糖尿病
b.甲状腺機能低下症
c.結節性多発動脈炎
d.サルコイドーシス
e.全身性アミロイドーシス
正答の理由
結節性多発動脈炎は主に中型動脈を侵す壊死性血管炎です。皮膚血管の障害により、網目状の紫色の皮疹である網状皮斑や皮下結節、潰瘍などを生じます。網状皮斑は本症だけに特異的ではありませんが、選択肢ではcが最も結び付きます。
各選択肢の検討
a.誤り。足病変などの血管障害はありますが、網状皮斑から最も疑う疾患ではありません。
b.誤り。乾燥・浮腫などが典型で、本所見との代表的な組合せではありません。
c.正しい。網状皮斑や皮下結節が診断の手掛かりになります。
d.誤り。皮膚病変は多彩ですが、本所見からまず考える選択肢ではありません。
e.誤り。紫斑などはあり得ますが、網状皮斑との代表的な関連は血管炎です。
覚えるポイント
網状皮斑では血管炎や血栓性病態を考え、結節性多発動脈炎を鑑別する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。