第111回医師国家試験 H11(2017年)
正答:c
問題
医療面接を行う上での医師の態度として適切なのはどれか。
a.相手が話したことを繰り返さない。
b.会話をしている間は患者の目を凝視し続ける。
c.主訴と関連がなさそうな症状も含めて病歴を聴取する。
d.他の医療機関から得た病歴については繰り返し聞かない。
e.病状改善の保証ができないことについて同意を得た後に面接を開始する。
正答の理由
初めは主訴に関係が薄く見える症状でも、診断や併存疾患の把握に重要なことがあります。患者の訴えを聞いた上で、系統的な確認や生活・既往等も含めて病歴を聴取します。限られた時間では優先順位を相談します。
各選択肢の検討
a.誤り。適切な言い換えや要約は、理解の確認や共感の表明に役立ちます。
b.誤り。自然な視線や患者の負担に配慮し、凝視し続けることを目標にしません。
c.正しい。関連がないと早期に決め付けず、必要な症状・病歴を確認します。
d.誤り。他院情報を活用しつつ、経過や認識のずれ、新たな情報を本人に確認することがあります。
e.誤り。不確実性の説明は大切ですが、一律にその同意を面接開始の条件とする態度は適切ではありません。
覚えるポイント
患者の訴えを聞き、要約で確認し、主訴以外の症状も必要に応じて確認する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。