敗血症性ショックの第一選択昇圧薬|第111回医師国家試験H10

第111回医師国家試験 H10(2017年)

正答:e

問題

敗血症性ショックに対する循環器作用薬の第一選択となるのはどれか。

a.アトロピン

b.アドレナリン

c.イソプロテレノール

d.ドパミン

e.ノルアドレナリン

正答の理由

敗血症性ショックでは血管拡張による低血圧が重要で、昇圧薬の第一選択はノルアドレナリンです。輸液・感染源制御・抗菌薬等と並行して循環を評価します。現行2026年指針では心機能障害を伴う場合にノルアドレナリンまたはアドレナリンを選択する条件分けもありますが、本問にその追加条件はありません。

各選択肢の検討

a.誤り。徐脈などで用いる薬で、敗血症性ショックの標準的第一選択昇圧薬ではありません。

b.誤り。治療抵抗性や心機能障害などの状況で用いることがありますが、本問の一般的第一選択はノルアドレナリンです。

c.誤り。β作用が主体で、血管拡張を伴うショックの第一選択ではありません。

d.誤り。不整脈リスク等を踏まえ、通常はノルアドレナリンを優先します。利用できない環境などの代替条件は別です。

e.正しい。血管収縮作用によって血圧を支えます。循環動態を監視しながら調整します。

覚えるポイント

敗血症性ショックの昇圧薬はノルアドレナリンが基本。心機能等の条件で選択を調整する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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