第111回医師国家試験 G38(2017年)
正答:d・e
問題
加齢に伴い増加するのはどれか。2つ選べ。
a.肺拡散能
b.全肺気量
c.吸気予備量
d.機能的残気量
e.closing volume
正答の理由
加齢で肺の弾性収縮力や呼吸筋力などが低下し、残気量・機能的残気量が増加する一方、肺活量や肺拡散能は低下します。小気道がより高い肺気量で閉じるようになり、closing volumeも増加します。健康な加齢の一般的変化として考え、個々の値は病気や体格・姿勢にも左右されます。
各選択肢の検討
a.誤り。肺拡散能は一般に低下します。
b.誤り。全肺気量は一般に大きく変わらず、加齢に伴って増える代表的指標には選びません。
c.誤り。肺活量の減少などに伴い、吸気予備量は増加する代表ではありません。
d.正しい。安静呼気終末に肺内へ残る量で、肺の弾性収縮力低下などにより増加します。
e.正しい。呼気時に小気道が閉じ始めてから残気量に至るまでの量で、加齢により増加します。
覚えるポイント
加齢では残気量・機能的残気量・closing volumeが増加する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。