医療廃棄物の分別と在宅廃棄物の扱い|第111回医師国家試験G2

第111回医師国家試験 G2(2017年)

正答:b

問題

医療機関における廃棄物処理について**誤っている**のはどれか。

a.在宅医療廃棄物は産業廃棄物として廃棄する。

b.採血時に使用したアルコール綿を一般のゴミ箱に廃棄する。

c.使用済み注射針をキャップを付けずに専用容器に廃棄する。

d.外傷患者の対応で使用したガーゼを感染用廃棄物容器に廃棄する。

e.単回使用の医療機器が未使用のまま滅菌期限切れとなったので廃棄する。

正答の理由

採血で用い血液が付着し得るアルコール綿は、感染性廃棄物として分別し、通常のゴミ箱へ捨てません。公式正答はbです。なおaの表現には注意が必要です。家庭から出る在宅医療廃棄物は原則として一般廃棄物ですが、針などを医療機関が引き取って施設から排出する場合、産業廃棄物として処理することがあります。在宅由来ならすべて産業廃棄物という意味ではありません。

各選択肢の検討

a.留保が必要。医療機関が回収した針などの処理という設問の場面では成立します。家庭から出る在宅医療廃棄物全般は原則として一般廃棄物です。

b.誤った処理であり本問の正答。血液の付着し得る使用済み綿を一般のゴミ箱へ廃棄しません。

c.正しい処理。針刺し事故を避けるためリキャップせず、耐貫通性の専用容器に入れます。

d.正しい処理。血液などが付着したガーゼを感染性廃棄物として分別します。

e.正しい対応。滅菌期限が切れた単回使用機器をそのまま使用せず廃棄します。再滅菌・再使用を自己判断で行いません。

覚えるポイント

鋭利物・血液付着物を分別し、家庭排出物と医療機関回収物の区分を混同しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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