動脈血ガス採血のシリンジ保持と穿刺|第111回医師国家試験F9

第111回医師国家試験 F9(2017年)

正答:d

問題

動脈血ガス分析の採血について正しいのはどれか。

a.動脈の走行は目視で確認する。

b.穿刺針の太さは18Gを選択する。

c.穿刺針と皮膚との角度は15〜20度を保つ。

d.採血シリンジはペンを握るように保持する。

e.ピストンに十分な陰圧をかけながら採血する。

正答の理由

シリンジをペンのように持ち、針先を安定して操作します。通常の橈骨動脈穿刺では拍動を触れて位置を確認し、比較的細い針を約30〜45度で進めます。自己充填式シリンジでは動脈圧で血液が流入するため、強い陰圧をかけません。穿刺部位・器具・施設手順に合わせた訓練が必要です。

各選択肢の検討

a.誤り。拍動の触診などで位置と深さを確認します。必要に応じ超音波を用いる場合もあります。

b.誤り。一般に18Gは通常の単回採血には太く、より細い針を用います。現行学会資料では25Gを優先する記載があります。

c.誤り。通常の橈骨動脈穿刺では約30〜45度が目安であり、15〜20度を一律に保つという説明ではありません。

d.正しい。ペンのように保持して針の方向と深さを調整します。

e.誤り。自己充填式では動脈圧により採血され、強く引く必要はありません。器具の使用法に従います。

覚えるポイント

橈骨動脈の拍動を確認し、ペン把持・適切な角度・動脈圧による採血を基本とする。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第111回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました