第111回医師国家試験 F4(2017年)
正答:a
問題
疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
| 疾患 | 症状 | |
|---|---|---|
| a | 白内障 | 霧視 |
| b | 加齢黄斑変性 | 羞明 |
| c | 開放隅角緑内障 | 飛蚊症 |
| d | 裂孔原性網膜剝離 | 近視化 |
| e | 網膜中心動脈閉塞症 | 小視症 |
正答の理由
白内障では水晶体の混濁によって、かすんで見える霧視やまぶしさ、視力低下などが起こります。他の選択肢は、その疾患で代表的に問題となる症状との対応が異なります。
各選択肢の検討
a.正しい。水晶体の混濁が光の通過を妨げ、かすみを生じます。
b.誤り。中心視力低下や、ものがゆがむ変視症などが代表です。羞明の有無だけで疾患を除外するという意味ではありません。
c.誤り。初期は自覚症状に乏しく、進行すると視野障害が問題になります。飛蚊症は代表的な対応ではありません。
d.誤り。飛蚊症、光視症やカーテン状の視野欠損などが代表です。近視は網膜剝離の危険因子にもなりますが、症状の近視化とは区別します。
e.誤り。突然の痛みを伴わない高度視力低下が代表で、小さく見える症状との組合せではありません。
覚えるポイント
白内障は霧視、黄斑障害は中心視力・変視、緑内障は視野、網膜動脈閉塞は突然の視力低下。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第111回医師国家試験問題および正答
- NEI:Cataracts、症状
- NEI:AMD、中心視野と変視
- NEI:Glaucoma、初期・進行時の症状
- NEI:Retinal Detachment、飛蚊症・光視症・視野欠損
- ASRS:網膜中心動脈閉塞症、症状
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。