第111回医師国家試験 F2(2017年)
正答:d
問題
がんの終末期で在宅医療と介護を受けている患者のQOLについて正しいのはどれか。
a.がんの重症度が規定する。
b.人生の最終段階では低下する。
c.身体的機能の高さと一致する。
d.得られる支援によって変化する。
e.投与されるオピオイドの量に比例する。
正答の理由
QOLには身体症状だけでなく、心理面、家族・社会との関係、本人が大切にすることなどが関わります。終末期であっても、症状の緩和や在宅医療・介護、家族への支援などによって変化し、改善する余地があります。
各選択肢の検討
a.誤り。病状は影響しますが、それだけでQOLが決まるわけではありません。
b.誤り。身体状態が悪化しても、支援や本人の受け止めによりQOLが保たれたり改善したりすることがあります。
c.誤り。身体機能は一側面であり、心理・社会・スピリチュアルな側面も含みます。
d.正しい。必要なケアや生活上の支援によって、苦痛や生活の満足度が変わります。
e.誤り。オピオイドは適応に応じて苦痛を緩和しますが、投与量とQOLが単純に比例するわけではありません。
覚えるポイント
QOLは多面的で本人の評価が重要。終末期でも支援による改善を目指す。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。