甲状腺機能低下症による骨年齢の遅延|第111回医師国家試験E33

第111回医師国家試験 E33(2017年)

正答:d

問題

骨年齢が遅延するのはどれか。

a.単純性肥満

b.思春期早発症

c.中枢性尿崩症

d.甲状腺機能低下症

e.先天性副腎皮質過形成

正答の理由

甲状腺ホルモンは正常な成長と骨成熟に必要です。小児の甲状腺機能低下症では成長速度が低下し、骨年齢が暦年齢より遅れます。

各選択肢の検討

a.誤り。単純性肥満では骨年齢はむしろ進むことがあり、遅延の代表ではありません。

b.誤り。早い性ステロイド曝露により骨成熟が促進されます。

c.誤り。バソプレシン不足自体は骨年齢遅延の代表ではありません。下垂体疾患で他のホルモン欠乏を合併する場合とは区別します。

d.正しい。甲状腺ホルモン不足によって骨成熟が遅れます。

e.誤り。アンドロゲン過剰を伴う典型的な病型では、未治療時に骨年齢が進みます。治療状況や病型による違いはあります。

覚えるポイント

成長低下と骨年齢遅延では甲状腺機能低下症を考える。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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