第111回医師国家試験 E22(2017年)
正答:b
問題
脾腫の原因とならないのはどれか。
a.急性リンパ性白血病
b.多発性骨髄腫
c.非 Hodgkin リンパ腫
d.Hodgkin リンパ腫
e.慢性骨髄性白血病
正答の理由
急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫、慢性骨髄性白血病では、腫瘍細胞の浸潤などによって脾腫を来すことがあります。多発性骨髄腫では、骨病変・貧血・腎障害・高カルシウム血症などが中心で、脾腫は典型的ではないためbを選びます。脾腫を伴う例が絶対にないという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.選ばない。白血病細胞の浸潤などにより脾腫を来し得ます。
b.選ぶ。本問の正答です。通常は骨髄・骨の病変が中心で、脾腫は典型的ではありません。まれな髄外病変などでは例外があります。
c.選ばない。脾臓のリンパ腫浸潤などにより脾腫を来し得ます。
d.選ばない。脾臓に病変が及ぶと脾腫を来し得ます。
e.選ばない。著明な脾腫を来し得る代表的な骨髄増殖性腫瘍です。
覚えるポイント
脾腫は白血病・リンパ腫で考え、骨髄腫では典型的ではない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。