第111回医師国家試験 E11(2017年)
正答:c
問題
産業医について誤っているのはどれか。
a.事業者が選任する。
b.月1回の職場巡視を行う。
c.業務上疾病の認定を行う。
d.労働安全衛生法に要件が示されている。
e.常時 50 人以上の事業所では選任が義務付けられている。
正答の理由
産業医は事業者が選任し、職場巡視や健康管理、事業者への勧告などを行います。業務上疾病の労災認定は労働基準監督署が調査・判断する行政上の手続で、産業医が最終認定するものではありません。医学的意見の提供とは区別します。
各選択肢の検討
a.正しい。事業者が法令の要件に従って産業医を選任します。
b.出題時は正しい記述です。現在も原則として少なくとも毎月1回ですが、2017年6月から所定情報の毎月1回以上の提供と事業者の同意がある場合は、少なくとも2か月に1回の巡視が認められます。
c.誤り。労災としての業務上疾病の認定を行うのは労働基準監督署です。
d.正しい。労働安全衛生法と関係法令が選任・職務・要件などを定めます。
e.正しい。原則として常時50人以上の労働者を使用する事業場で選任が必要です。
覚えるポイント
産業医の医学的判断・意見と、行政による労災認定を区別する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。