高齢者の誤嚥予防と食形態の調整|第111回医師国家試験E1

第111回医師国家試験 E1(2017年)

正答:d

問題

高齢者の誤嚥予防に有効なのはどれか。

a.顎を上げて食べる。

b.鎮咳薬を投与する。

c.仰臥位で食べる。

d.食べ物にとろみをつける。

e.固形物と水分を一緒に嚥下する。

正答の理由

とろみは食塊・液体の流れを調整し、嚥下のタイミングに合わせやすくする方法です。嚥下機能に合った濃さを選びます。全高齢者へ一律に付加すれば安全という意味ではなく、姿勢や食事量、水分摂取も評価します。

各選択肢の検討

a.誤り。顎を上げる頸部伸展は、嚥下障害者への一般的な誤嚥予防策にはなりません。

b.誤り。咳は気道へ入った物を排除する防御反応です。鎮咳薬の投与を誤嚥予防として行うものではありません。

c.誤り。仰臥位のまま食べることを一般的な予防策としません。体幹を起こすなど、嚥下機能に適した姿勢を調整します。

d.正しい。嚥下機能に合うとろみ・食形態の調整は誤嚥予防の方法の一つです。

e.誤り。固形物とさらさらした水分の混合物は口腔内で分離しやすく、嚥下障害者で安全になるとは限りません。

覚えるポイント

食形態と姿勢は個別調整。とろみ使用時は脱水にも注意する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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