第111回医師国家試験 D12(2017年)
正答:d
問題
続発性無月経の原因となりにくいのはどれか。
a.過度の体重増加
b.全身放射線照射
c.全身性消耗性疾患
d.低プロラクチン血症
e.過度のスポーツトレーニング
正答の理由
無月経を来しやすいのは高プロラクチン血症であり、低プロラクチン血症そのものは通常の原因ではありません。体重変化、エネルギー不足、全身疾患、放射線による卵巣・中枢の障害などは月経停止につながります。低プロラクチンが下垂体障害に伴う場合には、併存する性腺刺激ホルモン欠乏などを別に評価します。
各選択肢の検討
a.原因になり得る。肥満・急な体重増加に伴う排卵障害などを考えます。
b.原因になり得る。卵巣機能や視床下部・下垂体機能が障害され得ます。
c.原因になり得る。低栄養や全身状態悪化で生殖機能が抑制されます。
d.本問の正答。典型的な原因は高プロラクチン血症で、低値そのものとは区別します。
e.原因になり得る。エネルギー不足などを背景とする機能性視床下部性無月経を考えます。
覚えるポイント
無月経を来す代表は高プロラクチン血症。低値単独と下垂体障害を区別。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。