食物アレルギーの病型・原因・発症年齢|第111回医師国家試験D1

第111回医師国家試験 D1(2017年)

正答:d

問題

食物アレルギーで正しいのはどれか。

a.アトピー性皮膚炎と関係ない。

b.消化管アレルギーはIgEを介して発症する。

c.口腔アレルギー症候群は乳児期から発症する。

d.即時型食物アレルギーの原因として最も多いのは鶏卵である。

e.食物依存性運動誘発アナフィラキシーは乳児期から発症する。

正答の理由

国内の即時型食物アレルギーでは、全年齢をまとめた全国調査で鶏卵が最多です。原因食物は年齢により異なります。乳児のアトピー性皮膚炎と関連する病型や、IgEを介さない消化管アレルギーもあり、すべてを同じ機序・発症時期で捉えないことが大切です。

各選択肢の検討

a.誤り。乳児アトピー性皮膚炎に食物アレルギーが関与する場合があります。湿疹のすべてが食物由来という意味ではありません。

b.誤り。新生児・乳児の食物蛋白誘発胃腸症など、IgEを介さない病型があります。

c.誤り。花粉関連の口腔アレルギー症候群は、一般に学童期以降にみられます。

d.正しい。国内の全年齢をまとめた即時型食物アレルギー全国調査では鶏卵が最多です。成人だけの原因順位と混同しません。

e.誤り。典型的には学童期以降に発症し、原因食物摂取と運動が組み合わさって誘発されます。

覚えるポイント

食物アレルギーは病型・年齢で機序と原因が異なる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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