Glasgow Coma Scaleの各要素|第111回医師国家試験C26

第111回医師国家試験 C26(2017年)

正答:d

問題

32歳の男性。激しい頭痛と意識障害のため救急車で搬入された。

現病歴:1週間前から咽頭痛と38℃台の発熱とを自覚していたが、市販薬を内服して様子をみていた。昨日から頭部全体の頭痛を訴えていたが、今朝になって呼びかけに対する反応が鈍くなったため家族が救急車を要請した。

既往歴:3年前に交通事故で下顎骨骨折。歯科治療中。

生活歴:喫煙は20本/日を12年間。飲酒はビール1,000mL/日を週5回程度で12年間。

家族歴:特記すべきことはない。

現症:眼を閉じているが呼びかけると開眼する。簡単な質問には返答できるが内容が混乱している。手の挙上など簡単な命令には応じる。体温40.1℃。心拍数136/分、整。血圧126/72mmHg。SpO2 98%(マスク5L/分酸素投与下)。項部硬直とKernig徴候を認める。その他の神経学的所見に異常を認めない。

この患者のGCSのスコアはどれか。

a.E2V3M4

b.E2V4M5

c.E3V3M6

d.E3V4M6

e.E4V5M6

正答の理由

呼びかけで開眼するためE3、会話は可能でも内容が混乱しているためV4、指示された運動ができるためM6です。したがってE3V4M6で合計13点です。

各選択肢の検討

a.誤り。E2は圧刺激で開眼、V3は単語レベル、M4は正常な逃避反応であり、症例より反応を低く評価しています。

b.誤り。V4は合いますが、開眼はE3、運動はM6です。

c.誤り。E3・M6は合いますが、混乱した会話が成立しておりV4です。

d.正しい。E3+V4+M6=13点です。

e.誤り。自発開眼や見当識の保たれた会話は示されていません。

覚えるポイント

GCSは合計だけでなくE・V・Mの反応を個別に記録する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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