正中からの腰椎穿刺で通過する組織|第111回医師国家試験C9

第111回医師国家試験 C9(2017年)

正答:b

問題

腰椎穿刺において穿刺針がくも膜下腔に達するまでに通過する組織の順で正しいのはどれか。

a.後縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜

b.棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜

c.棘上靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜

d.後縦靱帯 → 棘間靱帯 → 前縦靱帯 → 硬膜

e.前縦靱帯 → 棘上靱帯 → 黄色靱帯 → 硬膜

正答の理由

正中から腰椎穿刺を行う場合、皮膚・皮下組織に続き、棘上靱帯、棘間靱帯、黄色靱帯、硬膜、くも膜を経てくも膜下腔に達します。選択肢bは、この経路に含まれる組織を正しい順序で示しています。前縦靱帯と後縦靱帯は通常の後方正中穿刺で通過する組織ではありません。

各選択肢の検討

a.誤り。後縦靱帯は椎体後面側にあり、最初に通過する組織ではありません。

b.正しい。正中穿刺での棘上靱帯→棘間靱帯→黄色靱帯→硬膜の順序です。硬膜のさらに深部にくも膜があります。

c.誤り。前縦靱帯は椎体前面にあり、この穿刺経路に含まれません。

d.誤り。後縦靱帯と前縦靱帯はいずれも通常の後方正中穿刺経路に含まれません。

e.誤り。前縦靱帯を最初に通過することはありません。

覚えるポイント

正中穿刺は「棘上→棘間→黄色→硬膜→くも膜」。傍正中法では経路が異なる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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