第111回医師国家試験 B37(2017年)
正答:d・e
問題
乳汁分泌を抑制するのはどれか。2つ選べ。
a.スルピリド
b.オキシトシン
c.プロラクチン
d.エストロゲン
e.ブロモクリプチン
正答の理由
エストロゲンは乳汁産生を抑える方向に働き、ブロモクリプチンはドパミンD2受容体刺激によりプロラクチン分泌を抑制します。乳汁を作る作用と、作られた乳汁を押し出す射乳作用を区別します。この設問は作用を問うもので、全員に薬剤で断乳させるという意味ではありません。
各選択肢の検討
a.誤り。ドパミン受容体遮断によりプロラクチン分泌が増加し、乳汁漏出を起こすことがあります。
b.誤り。乳腺の筋上皮細胞を収縮させ、射乳を促します。
c.誤り。乳汁産生を促進するホルモンです。
d.正しい。特に授乳が確立する前の投与では乳汁量を低下させ得ます。投与量・経路・時期による違いがあります。
e.正しい。プロラクチンを低下させます。産褥での使用は医学的必要性や有害事象のリスクを考慮します。
覚えるポイント
プロラクチンは産生、オキシトシンは射乳、D2刺激薬はプロラクチン抑制。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。