加齢に伴う水・電解質調節の変化|第111回医師国家試験B36

第111回医師国家試験 B36(2017年)

正答:a・e

問題

高齢者の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。

a.血漿浸透圧が高くても口渇を感じにくい。

b.腎でのナトリウム保持能が亢進している。

c.糸球体濾過量が増加している。

d.細胞内液量が増加している。

e.腎濃縮力が低下している。

正答の理由

加齢により口渇への反応が鈍くなり、腎で尿を濃縮して水を保持する能力も低下します。体内水分の予備量も減り、脱水に陥りやすくなります。変化の程度には個人差があり、全ての高齢者が同じ腎機能になるわけではありません。

各選択肢の検討

a.正しい。脱水や高浸透圧に対する飲水行動が不十分になりやすくなります。

b.誤り。Na欠乏時にNaを保持する能力・反応は低下する方向です。

c.誤り。一般には低下する方向で、増加が高齢者の特徴ではありません。

d.誤り。筋肉などの除脂肪組織と体内水分が減少し、細胞内液量も減少する方向です。

e.正しい。尿濃縮・希釈の予備能力が低下し、水分変動に対応しにくくなります。

覚えるポイント

高齢者は口渇反応・腎の水分保持・体内水分予備量が低下しやすい。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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