第111回医師国家試験 B31(2017年)
正答:e
問題
2015年における我が国の人口構造について正しいのはどれか。
a.老年化指数は約100%である。
b.出生数は死亡数を上回っている。
c.生産年齢人口割合は増加している。
d.合計特殊出生率は1.5を超えている。
e.65歳以上の者のみの世帯は全世帯の約25%である。
正答の理由
2015年の高齢者世帯は全世帯の25.2%で、設問の約25%に対応します。なお、この統計の「高齢者世帯」は65歳以上のみの世帯のほか、18歳未満の未婚者が加わる世帯も含むため、厳密な定義には注意します。人口の高齢化率と、世帯数に占める割合は別の指標です。
各選択肢の検討
a.誤り。老年化指数は65歳以上人口÷15歳未満人口×100で、2015年は約200%を超えています。
b.誤り。出生約100.6万人に対し死亡約129万人で、死亡が上回っています。
c.誤り。生産年齢人口割合は低下傾向です。2015年は約61%です。
d.誤り。2015年の合計特殊出生率は1.45です。
e.正しい。約4世帯に1世帯に相当します。高齢者が1人でもいる世帯の割合とは区別します。
覚えるポイント
人口割合・世帯割合・老年化指数は、分母と年次を確認する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第111回医師国家試験問題および正答
- 国立社会保障・人口問題研究所:世帯類型別世帯数・2015年と定義
- 内閣府:平成28年高齢社会白書・2015年人口構成
- 厚生労働省:平成27年人口動態統計
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。