第111回医師国家試験 B24(2017年)
正答:c
問題
肝臓の構造について正しいのはどれか。
a.短肝静脈は中肝静脈に流入する。
b.小葉内では動脈と静脈が併走する。
c.Cantlie線から左側が外科的左葉である。
d.外側区域の静脈血は右肝静脈に流入する。
e.肝門部では門脈は胆管の腹側に位置する。
正答の理由
外科的な左右肝は門脈系の支配に基づいて分け、胆囊床から下大静脈へ向かうCantlie線が境界となる。肝鎌状間膜で分ける形態的な左右葉とは異なり、内側区域も外科的左葉に含まれる。流入する門脈・肝動脈と、流出する肝静脈を区別する。
各選択肢の検討
a.短肝静脈は下大静脈へ直接流入する。
b.門脈域では門脈枝・肝動脈枝・胆管が伴走するが、肝小葉中央には中心静脈があり、小葉内を動脈と静脈が並走する配置ではない。
c.正しい。Cantlie線の左が機能的・外科的左葉となる。
d.左外側区域の主な静脈還流は左肝静脈であり、右肝静脈ではない。
e.肝門部の門脈は胆管・肝動脈より背側に位置する。
覚えるポイント
肝流入系は門脈域、流出系は肝静脈。外科的左右はCantlie線で分ける。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。