脊椎の加齢変化と好発部位|第111回医師国家試験B16

第111回医師国家試験 B16(2017年)

正答:b

問題

脊椎の加齢性変化について正しいのはどれか。

a.椎間板変性は胸椎に多い。

b.後縦靱帯骨化は頸椎に多い。

c.骨粗鬆症の頻度に性差はない。

d.最も多い症状は間欠性跛行である。

e.脊椎圧迫骨折が多いのは第5腰椎である。

正答の理由

後縦靱帯骨化は頸椎に多く、脊髄圧迫による手指巧緻運動障害や歩行障害の原因となる。加齢性の脊椎病変は椎間板・関節の変性、骨粗鬆症性椎体骨折など多様であり、すべてを間欠性跛行として捉えない。後縦靱帯骨化症は加齢だけで決まる病気でもない。

各選択肢の検討

a.椎間板の変性による病変は頸椎・腰椎でよくみられ、胸椎に特に多いとするのは適切でない。

b.正しい。後縦靱帯骨化症は頸椎に多い。黄色靱帯骨化症の胸椎好発と対比する。

c.骨粗鬆症は女性、特に閉経後に多く、性差がある。

d.間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症などに特徴的だが、脊椎の加齢性変化全般で最も多い症状とするのは適切でない。

e.骨粗鬆症性椎体骨折は胸腰椎移行部付近に多く、第5腰椎が好発ではない。

覚えるポイント

後縦靱帯骨化は頸椎、骨粗鬆症性椎体骨折は胸腰椎移行部が基本。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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