生後5日の新生児で精査すべき徐脈|第111回医師国家試験B10

第111回医師国家試験 B10(2017年)

正答:a

問題

正期産で出生した生後5日の新生児の所見として精査が必要なのはどれか。

a.心拍数60/分

b.呼吸数50/分

c.1日3回の溢乳

d.哺乳3時間後の啼泣

e.1日5回の黄色水様便

正答の理由

新生児の心拍は成人より速く、60/分は明らかな徐脈として再測定と全身状態の評価が必要です。呼吸・酸素化・体温・循環、心電図などを確認します。他の所見は、機嫌や哺乳・体重増加などが良好であれば生理的な範囲でみられます。

各選択肢の検討

a.精査が必要です。新生児として著しい徐脈であり、低酸素や伝導障害などを評価します。

b.通常みられる範囲です。陥没呼吸・呻吟・チアノーゼなどの有無も合わせて判断します。

c.少量の溢乳はよくみられます。胆汁性・噴水状の嘔吐、体重増加不良などがあれば別途評価します。

d.空腹などで泣くことは生理的です。持続的に不機嫌、ぐったりするなどの所見は区別します。

e.母乳栄養児では黄色で軟らかく回数の多い便がみられます。血便・脱水などの病的所見がなければ、この所見だけで異常とはしません。

覚えるポイント

新生児で60/分の心拍は正常な睡眠時徐脈として済ませない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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