第111回医師国家試験 A12(2017年)
正答:b
問題
疾患と症状の組合せで誤っているのはどれか。
| 疾患 | 症状 | |
|---|---|---|
| a | ノロウイルス感染症 | 嘔吐 |
| b | 甲状腺機能亢進症 | 便秘 |
| c | 上部消化管出血 | 黒色便 |
| d | 潰瘍性大腸炎 | 粘血便 |
| e | 消化管閉塞症 | 腹痛 |
正答の理由
甲状腺機能亢進症では腸管運動が亢進し、排便回数増加や下痢を来すことがあります。便秘はむしろ甲状腺機能低下症で典型的であり、bが誤った組合せです。他の肢はそれぞれの疾患でみられる症状ですが、症状だけで確定診断できるわけではありません。
各選択肢の検討
a.急性胃腸炎で嘔吐を認める典型的な組合せです。
b.公式正答です。亢進症では排便回数増加、低下症では便秘が典型です。
c.血液が消化され黒色便となることがあります。大量・急速な出血では血便もあり得ます。
d.大腸粘膜の炎症によって粘液と血液を伴う便を来します。
e.腸内容の通過障害に伴う腹痛がみられます。絞扼などを伴う場合は緊急性があります。
覚えるポイント
甲状腺機能亢進は排便増加、低下は便秘と結び付ける。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。