第110回I問題13|第110回医師国家試験I13

第110回医師国家試験 I13(2016年)

正答:d

問題

入院中の患者に対して副腎皮質ステロイド療法(プレドニゾロン25 mg/日を4〜6週間使用)を行うことになった。

ステロイド糖尿病の発症を効率的に発見するため繰り返し行うべき検査はどれか。

a.HbA1c

b.早朝空腹時血糖

c.早朝空腹時尿糖

d.昼食後2時間血糖

e.75 g 経口ブドウ糖負荷試験

正答の理由

朝のプレドニゾロン投与後は午後に血糖が上昇しやすく、昼食後2時間血糖を反復測定すると早朝空腹時値よりステロイド誘発高血糖を捉えやすい。

各選択肢の検討

a.HbA1cは過去数か月の平均血糖を反映し、開始後の短期間に生じる日内の血糖上昇を検出しにくいです。

b.早朝空腹時血糖はステロイド内服後の午後の高血糖を見逃すことがあります。

c.早朝尿糖も午後に生じる血糖上昇を反映しにくく、早期発見に効率的とはいえません。

d.昼食後2時間血糖はステロイド投与後の食後高血糖を評価でき、反復検査として適切です。

e.75 g OGTTは診断目的の負荷試験であり、4〜6週間の治療中に繰り返して監視する検査ではありません。

覚えるポイント

ステロイド糖尿病では空腹時血糖だけでなく、投与時刻に応じた食後血糖を測定する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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