第110回I問題4|第110回医師国家試験I4

第110回医師国家試験 I4(2016年)

正答:d

問題

肺動脈性肺高血圧症について正しいのはどれか。

a.平均肺動脈圧は低下する。

b.肺血栓塞栓症が原因となる。

c.心陰影の左第3弓突出がある。

d.先天性心疾患に伴う肺高血圧症が含まれる。

e.カテーテル検査では肺動脈楔入圧が高値である。

正答の理由

肺動脈性肺高血圧症には先天性心疾患に伴うものが含まれ、肺血管抵抗上昇と肺動脈圧上昇を来す。

各選択肢の検討

a.肺動脈性肺高血圧症では平均肺動脈圧は上昇します。

b.肺血栓塞栓症後の慢性閉塞は慢性血栓塞栓性肺高血圧症(第4群)で、PAHとは分類が異なります。

c.肺動脈圧上昇では左第2弓(肺動脈弓)の突出が典型です。左第3弓の突出ではありません。

d.先天性心疾患、特に左→右短絡に伴う肺動脈性肺高血圧症は分類に含まれます。

e.PAHは前毛細血管性で、肺動脈楔入圧は通常15 mmHg以下です。高値なら左心疾患由来を考えます。

覚えるポイント

PAHは前毛細血管性肺高血圧であり、楔入圧が高い左心疾患由来の肺高血圧と区別する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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