川崎病を疑う小児の診察|第110回医師国家試験H25

第110回医師国家試験 H25(2016年)

正答:a

問題

25 1歳6か月の男児。発熱と活気不良のため母親に連れられて来院した。3日前から 38.5 °Cの発熱と皮疹とを認め、昨日かかりつけ医を受診した。咽頭ぬぐい液のA 群 β 溶連菌迅速検査は陰性で、解熱薬が処方され帰宅した。本日から活気不良となり紹介された。体重 15 kg。体温 39.2 °C。脈拍 140/分、整。血圧 88/56 mmHg。活気なし。左頸部に径 1.5 cm のリンパ節を1個触知する。呼吸音に異常を認めない。体幹や四肢に小紅斑が散在し、BCG 接種部位の発赤を認める。

注意すべき診察部位はどれか。

a.舌

b.毛髪

c.歯肉

d.鼓膜

e.眼瞼結膜

正答の理由

発熱、発疹、BCG接種痕の発赤、頸部リンパ節腫脹から川崎病が疑われる。川崎病の口腔所見には口唇の紅潮、いちご舌、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤が含まれるため、舌を確認する。

各選択肢の検討

a.正しい。いちご舌や口唇の発赤など、川崎病の口腔所見を確認する。

b.誤り。脱毛は川崎病の主要症状ではない。

c.誤り。歯肉所見は主要症状ではなく、口唇・舌・咽頭粘膜を診察する。

d.誤り。鼓膜所見は川崎病の診断基準に含まれない。

e.誤り。川崎病で確認する結膜充血は両側眼球結膜であり、眼瞼結膜そのものではない。

覚えるポイント

川崎病の口腔所見にはいちご舌、口唇紅潮、口腔咽頭粘膜のびまん性発赤がある。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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