疾患の有無を判断する目的で設定される検査基準値|第110回医師国家試験H11

第110回医師国家試験 H11(2016年)

正答:c

問題

11 基準値が特定の疾患の有無を判断する目的で設定されているのはどれか。

a.CK

b.AST

c.PSA

d.CRP

e.白血球数

正答の理由

PSAは前立腺由来の血清マーカーで、前立腺癌の診断評価に用いられる。CK、AST、CRP、白血球数は各種病態の評価に使われるが、特定疾患だけの有無を判定するための値ではない。

各選択肢の検討

a.誤り。CKは心筋・骨格筋などの障害で上昇し、特定の一疾患に固有ではない。

b.誤り。ASTは肝・心筋・骨格筋などに由来し、複数の病態で変動する。

c.正しい。PSAには前立腺癌を疑う際の判断値が設定されている。ただし前立腺肥大症や前立腺炎でも上昇し、PSA単独で癌を確定・除外はできない。

d.誤り。CRPは炎症の程度を反映する非特異的な指標である。

e.誤り。白血球数は感染症や炎症など多くの病態で変動する。

覚えるポイント

PSAは前立腺疾患、特に前立腺癌の診断評価に使う疾患関連マーカーである。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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