第110回医師国家試験 H6(2016年)
正答:a
問題
6 心音のⅢ音について正しいのはどれか。
a.低調な音である。
b.座位で増強する。
c.収縮期に聴取する。
d.大動脈弁領域で聴取しやすい。
e.小児で聴取すれば病的である。
正答の理由
Ⅲ音は心室への急速流入に伴う拡張早期の低周波音である。左室Ⅲ音は心尖部で聴きやすく、左側臥位で増強する。小児や若年者では生理的に聴取されることがある。
各選択肢の検討
a.正しい。Ⅲ音は低周波の低調音である。
b.誤り。座位や立位では静脈還流が減るため、Ⅲ音は弱くなりやすい。
c.誤り。Ⅲ音は収縮期ではなく、Ⅱ音に続く拡張早期に聴取する。
d.誤り。左室Ⅲ音は大動脈弁領域より心尖部で聴取しやすい。
e.誤り。小児では正常でも聴取されることがある。
覚えるポイント
Ⅲ音は拡張早期の低調音で、左側臥位の心尖部で聴きやすい。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。