慢性尿閉に対する尿道カテーテルの適応|第110回医師国家試験H4

第110回医師国家試験 H4(2016年)

正答:e

問題

4 尿道カテーテル留置の目的で最も適切なのはどれか。

a.尿路感染の予防

b.介護負担の軽減

c.尿蛋白量の測定

d.患者の長期安静保持

e.水腎症を伴う慢性尿閉の治療

正答の理由

尿道カテーテルは、尿閉による膀胱排出障害を解除する目的で用いる。水腎症を伴う慢性尿閉は上部尿路や腎機能への影響が懸念され、排尿路を確保する必要がある。一方、感染予防や介護の都合だけで留置することは適切な適応にならない。

各選択肢の検討

a.誤り。留置カテーテルは尿路感染のリスクを高めるため、感染予防目的の routine な留置はしない。

b.誤り。介護負担の軽減だけを目的とした留置は適切でない。

c.誤り。尿蛋白量の測定は、通常は採尿で行え、留置の適応とはならない。

d.誤り。患者を長期安静にする目的で尿道カテーテルを留置するものではない。

e.正しい。慢性尿閉による排出障害を解除し、水腎症や腎機能障害の進行を防ぐための尿路確保が必要である。

覚えるポイント

留置カテーテルは尿閉など明確な適応に限定し、不要になれば抜去する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第110回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました