入院高齢者のせん妄を増悪させる環境|第110回医師国家試験H3

第110回医師国家試験 H3(2016年)

正答:c

問題

3 入院中の高齢者が夜間のせん妄を発症したとき、せん妄を増悪させるのはどれか。

a.家族との面会を勧めること

b.日中の自然光を採り入れること

c.夜間は病室を真っ暗にすること

d.病室にカレンダーを掲示すること

e.時計を大きな文字盤のものにすること

正答の理由

夜間に病室を真っ暗にすると、時間や周囲の状況を把握しにくくなり、見当識を保ちにくくなる。昼間の自然光、時計・カレンダー、家族の関与などは再見当識を助ける。夜は睡眠を妨げない範囲で安全な照明を保つ。

各選択肢の検討

a.誤り。家族や親しい人の定期的な訪問は、安心感や見当識の維持を助ける。

b.誤り。日中の自然光は昼夜のリズムを保つのに役立つ。

c.正しい。真っ暗な環境は夜間の見当識を妨げ、転倒や不安を招きやすい。

d.誤り。カレンダーは日付を確認する手掛かりとなる。

e.誤り。見やすい時計は時間の見当識を補う。

覚えるポイント

昼夜の区別と見当識を支える環境を整え、暗闇や睡眠覚醒リズムの乱れを避ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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