ショックの原因に対する初期対応|第110回医師国家試験G18

第110回医師国家試験 G18(2016年)

正答:a

問題

18 ショックの原因とその対応の組合せで正しいのはどれか。

a.敗血症―大量輸液

b.大量出血―副腎皮質ステロイド投与

c.緊張性気胸―陽圧換気

d.肺血栓塞栓症―ジギタリス投与

e.高カリウム血症―硫酸マグネシウム投与

正答の理由

敗血症性ショックでは初期蘇生として晶質液による輸液を行い、反応を評価しながら循環を支えます。敗血症性低灌流・ショックに大量輸液を行う組合せが正しいためaが正答です。

各選択肢の検討

a.敗血症性ショックの初期蘇生では晶質液を用いた輸液が推奨され、大量輸液の組合せは適切です。正答です。

b.大量出血性ショックでは止血と血液製剤を含む循環血液量の補充を急ぎ、ステロイド投与は標準初期対応ではありません。

c.緊張性気胸では直ちに胸腔減圧を行います。陽圧換気は胸腔内圧をさらに上げて循環を悪化させ得ます。

d.肺血栓塞栓症では抗凝固療法や重症例の再灌流療法が検討され、ジギタリス投与は原因治療ではありません。

e.高カリウム血症では心筋保護のカルシウム製剤、細胞内移行のインスリン・ブドウ糖などを用い、硫酸マグネシウムは標準治療ではありません。

覚えるポイント

ショックは原因に応じた蘇生を行い、敗血症性低灌流では初期晶質液投与を開始する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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