第110回医師国家試験 G6(2016年)
正答:a
問題
6 リハビリテーションについて正しいのはどれか。
a.嚥下訓練は食事の前に行うことを勧める。
b.認知症患者では脳幹機能回復を目標とする。
c.失語症訓練ではテレビの視聴が効果的である。
d.作業療法は基本的動作能力の回復を目的とする。
e.理学療法は社会的適応能力の獲得を目的とする。
正答の理由
嚥下訓練では、食事前の口腔・嚥下関連訓練を行い、嚥下機能を高めてから食事に移る方法が用いられます。作業療法は日常生活動作や応用動作、理学療法は基本動作・運動機能を中心に扱います。
各選択肢の検討
a.嚥下訓練は食事前に行う方法があり、食事に備えた訓練として勧められます。正答です。
b.認知症リハビリテーションの目標は生活機能や生活の質の維持・改善であり、脳幹機能回復ではありません。
c.失語症訓練では言語聴覚士による個別の言語訓練が中心で、テレビ視聴を効果的な訓練とする記述は不適切です。
d.基本的動作能力の回復は主に理学療法の目的であり、作業療法は生活行為・応用動作への介入が中心です。
e.社会参加や社会的適応もリハビリテーション全体の目標ですが、理学療法だけの目的としては誤りです。
覚えるポイント
食べる前の訓練は嚥下機能を整え、安全な食事につなげる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。