呼びかけで開眼はJCS II-10・GCS E3、発語なしはV1、命令に応じる運動はM6。|第110回医師国家試験F8

第110回医師国家試験 F8(2016年)

正答:d

問題

閉眼しているが名前を呼ぶと容易に開眼し、眼球は左方に偏位し、発語は一切無く、左上下肢には合目的な運動があり、左手は離握手に応じるが右半身は完全麻痺であった。

この患者のJapan Coma Scale(JCS)とGlasgow Coma Scale(GCS)の組合せで正しいのはどれか。

a.JCS II-30 ― GCS 5(E3V1M1)

b.JCS II-20 ― GCS 5(E3V1M1)

c.JCS II-20 ― GCS 11(E4V1M6)

d.JCS II-10 ― GCS 10(E3V1M6)

e.JCS II-10 ― GCS 11(E4V1M6)

正答の理由

通常の呼びかけで容易に開眼するためJCS II-10、呼びかけで開眼するためGCS E3、発語がないためV1、合目的な運動で命令に応じるためM6です。GCSは3+1+6=10です。

各選択肢の検討

a.誤り。通常の呼びかけで容易に開眼する所見はJCS II-30ではありません。右麻痺があっても左手は命令に応じており、M1ではありません。

b.誤り。JCS II-20は大声や身体を揺さぶる刺激で開眼する段階です。運動反応もM6で、GCS 5ではありません。

c.誤り。呼びかけで開眼するのはE3であり、自発開眼のE4ではありません。JCSもII-20ではありません。

d.正しい。呼びかけで開眼するのでJCS II-10、GCSはE3V1M6で合計10点です。

e.誤り。JCS II-10は合いますが、閉眼しており呼びかけで開眼するのでE4ではなくE3、合計は11点ではありません。

覚えるポイント

呼びかけで開眼はJCS II-10・GCS E3、発語なしはV1、命令に応じる運動はM6。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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