第110回医師国家試験 F5(2016年)
正答:c
問題
正期産児における体重増加不良の所見はどれか。
a.生後1週で出生時体重に回復
b.生後1か月時の体重増加が1日30 g
c.生後8か月で出生時体重の2倍
d.生後9か月時のKaup指数16
e.1歳で出生時体重の3倍
正答の理由
正期産児の体重は出生後いったん減少しますが、およそ生後1〜2週までに出生時体重へ戻り、その後増加して生後4〜5か月頃に約2倍、1歳で約3倍になります。生後8か月で2倍にとどまるのは増加不良を疑う所見です。
各選択肢の検討
a.誤り。出生後の生理的体重減少から、通常は生後1〜2週までに出生時体重へ回復します。
b.誤り。生後1か月に1日30 g程度増加するのは、一般に体重増加不良を示す値ではありません。
c.正しい。生後8か月では出生時体重の約2倍を上回る増加が見込まれ、2倍にとどまる場合は発育を評価します。
d.誤り。Kaup指数16は乳幼児の標準的な範囲内で、単独で体重増加不良を示しません。
e.誤り。1歳で出生時体重のおよそ3倍は標準的な目安です。
覚えるポイント
出生時体重への回復は約1〜2週、約2倍は4〜5か月、約3倍は1歳が目安。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。