妊娠判定時期と尿hCG検査|第110回医師国家試験E60

第110回医師国家試験 E60(2016年)

正答:b・d・e

問題

23歳の女性。月経予定日を3日過ぎて月経が発来しないので来院した。月経周期は28日型、整。尿妊娠反応は陰性であった。この妊娠判定試薬は排卵後14日以降の自然妊娠に対して100%が陽性を示すように作られている。

この時点で考えられるのはどれか。3つ選べ。

a.進行流産

b.排卵日の遅延

c.卵管妊娠の破裂

d.着床後早期の妊娠

e.最終月経の記憶違い

正答の理由

陰性結果は排卵後14日未満の妊娠を除外しない。排卵日の遅れ、着床直後の妊娠、最終月経日の誤認では妊娠判定時期がずれ、尿hCG陰性となり得る。

各選択肢の検討

a.誤り。妊娠が排卵後14日以上進行していれば本試薬は陽性となる想定で、進行流産をこの陰性のみから考えるのは適切でない。

b.正しい。排卵が遅れれば予定月経日からの経過と妊娠週数がずれ、hCGが検出限界未満のことがある。

c.誤り。破裂卵管妊娠は緊急症で、腹痛・出血などの情報がなく、陰性を根拠に想定する選択肢ではない。

d.正しい。着床後早期はhCG上昇前で尿検査が陰性となることがある。

e.正しい。最終月経日の記憶違いにより実際には検査時期が早い可能性がある。

覚えるポイント

尿妊娠検査の陰性は、検査時期が早い場合の妊娠を完全には除外しない。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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