乳幼児突然死症候群のリスク因子|第110回医師国家試験E59

第110回医師国家試験 E59(2016年)

正答:c・d・e

問題

生後4か月の乳児。心肺停止状態で救急車で搬入された。2時間前の授乳時は元気で、特に気になる様子はなかったという。授乳後すぐ眠ったので母親は家事をしていたが、気が付くと全身がチアノーゼを呈して反応がないため救急車を要請した。1週前の乳児健康診査では特に問題を指摘されていない。来院時は体温34.4℃で、視診では栄養状態は良好で外傷を認めなかった。心肺蘇生に全く反応せず、死亡を確認した。解剖では頭蓋内出血を含め死因を特定できるような異常所見は認めなかった。

想定される疾患のリスクファクターはどれか。3つ選べ。

a.母乳栄養

b.仰向け寝

c.母親の喫煙

d.柔らかい寝具

e.厚着による高温環境

正答の理由

剖検で死因が明らかでない乳児突然死ではSIDSが考えられる。母親の喫煙、柔らかい寝具、過熱は危険因子で、母乳栄養と仰向け寝は予防に関係する。

各選択肢の検討

a.誤り。母乳栄養はSIDSリスク低下と関連する。

b.誤り。仰向け寝は推奨される安全な睡眠姿勢である。

c.正しい。妊娠中・出生後の受動喫煙を含む喫煙曝露は危険因子である。

d.正しい。柔らかい寝具は睡眠関連窒息・死亡リスクを高める。

e.正しい。厚着などによる過熱はSIDSリスクを高める。

覚えるポイント

乳児は仰向け、硬く平らな寝具、過熱・喫煙を避ける。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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