第110回医師国家試験 E34(2016年)
正答:c・d
問題
QT 延長に注意すべき抗菌薬はどれか。2つ選べ。
a.セフェム系
b.ペニシリン系
c.マクロライド系
d.ニューキノロン系
e.アミノグリコシド系
正答の理由
マクロライド系とニューキノロン系には心筋再分極を遅らせQTを延長する薬剤があり、 torsades de pointesの危険があるため注意する。
各選択肢の検討
a.誤り。一般にセフェム系はQT延長の代表的薬剤群ではありません。
b.誤り。ペニシリン系はQT延長の代表的薬剤群ではありません。
c.正しい。マクロライド系の一部はQTを延長し、不整脈リスクを高めます。
d.正しい。ニューキノロン系の一部はQTを延長し、特に併存リスクに注意します。
e.誤り。アミノグリコシド系はQT延長の代表的薬剤群ではありません。
覚えるポイント
QT延長薬では電解質異常や併用薬も確認する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題および正答
- 厚生労働省:第110回医師国家試験問題(E問題)
- 厚生労働省:第110回医師国家試験正答値表
- 医学・制度根拠
- JCS/JHRS 2020 Guideline on Pharmacotherapy of Cardiac Arrhythmias
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。