第110回医師国家試験 E20(2016年)
正答:e
問題
Ⅲ型アレルギーによる疾患はどれか。
a.蕁麻疹
b.水疱性類天疱瘡
c.アトピー性皮膚炎
d.アレルギー性接触皮膚炎
e.Schönlein-Henoch紫斑病
正答の理由
Schönlein-Henoch紫斑病(IgA血管炎)は免疫複合体の血管壁沈着による小血管炎で、Ⅲ型アレルギーに分類される。蕁麻疹は主にⅠ型、水疱性類天疱瘡は主にⅡ型、接触皮膚炎はⅣ型である。
各選択肢の検討
a.誤り。蕁麻疹は主にIgEを介するⅠ型反応です。
b.誤り。水疱性類天疱瘡は基底膜成分に対する自己抗体を介するⅡ型反応です。
c.誤り。アトピー性皮膚炎にはⅠ型反応などが関与し、Ⅲ型の代表ではありません。
d.誤り。アレルギー性接触皮膚炎はT細胞を介するⅣ型反応です。
e.正しい。IgA免疫複合体が血管に沈着するⅢ型反応です。
覚えるポイント
Ⅲ型過敏反応は免疫複合体沈着が機序で、IgA血管炎(旧称Henoch-Schönlein紫斑病)が代表例。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。