第110回医師国家試験 E18(2016年)
正答:b
問題
摂食量の低下が持続した際に血液中の濃度が上昇するのはどれか。
a.尿素窒素
b.ケトン体
c.インスリン
d.アルブミン
e.トリグリセリド
正答の理由
摂食量が低下すると糖質供給とインスリン分泌が減り、脂肪分解・肝でのケトン体産生が増える。持続的な絶食では血中ケトン体濃度が上昇する。
各選択肢の検討
a.誤り。尿素窒素は脱水や腎機能などにも左右され、摂食低下で一律に上がる指標ではありません。
b.正しい。絶食が続くと脂肪酸からのケトン体産生が増加します。
c.誤り。摂食低下ではインスリン分泌は一般に低下します。
d.誤り。アルブミンは摂食低下で上昇するものではありません。
e.誤り。絶食では脂肪組織の中性脂肪が分解され、血中トリグリセリドの上昇が特徴ではありません。
覚えるポイント
摂食不足では脂肪酸のβ酸化とケトン体産生が亢進し、低インスリン状態となる。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。