第110回医師国家試験 E8(2016年)
正答:a
問題
微小粒子状物質のうちPM2.5について正しいのはどれか。
a.肺胞まで到達する。
b.炎症を起こさない。
c.2.5 ng以下の物質をいう。
d.たばこの煙には含まれない。
e.大気中濃度の季節変動は小さい。
正答の理由
PM2.5は空気力学径2.5 µm以下の粒子で、末梢気道や肺胞領域まで到達しうる。粒径の定義はngではなくµmで、たばこの煙にも含まれ、炎症など健康影響を生じうる。
各選択肢の検討
a.正しい。微小粒子は末梢気道を経て肺胞領域まで到達します。
b.誤り。PM2.5への曝露は気道・全身の炎症に関与します。
c.誤り。2.5は質量ではなく粒径の上限で、単位はµmです。
d.誤り。たばこの煙にも微小粒子が含まれます。
e.誤り。PM2.5の濃度には季節変動があります。
覚えるポイント
PM2.5の「2.5」は質量ではなく粒径(µm)を示す。細粒子は肺胞領域に沈着し、発生源や季節により大気濃度が変動する。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。