Foster Kennedy症候群と嗅窩部髄膜腫|第110回医師国家試験E6

第110回医師国家試験 E6(2016年)

正答:d

問題

頭部造影MRI(別冊No. 2 ①〜⑤)を別に示す。

右側の視神経萎縮と嗅覚脱失、左側のうっ血乳頭をきたしている患者のMRI像はどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

別冊No.2の頭部造影MRI
別冊No. 2 / 出典:厚生労働省・第110回E別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

右視神経萎縮・嗅覚脱失と反対側のうっ血乳頭は、前頭蓋底腫瘍によるFoster Kennedy症候群を示唆する。画像④は前頭蓋底に接する造影腫瘤を認め、嗅窩部髄膜腫が最も合致する。

各選択肢の検討

a.誤り。この画像には前頭蓋底腫瘤を認めません。

b.誤り。腫瘤の部位が症候群の局在に合いません。

c.誤り。腫瘤の部位が前頭蓋底ではありません。

d.正しい。前頭蓋底の造影腫瘤があり、嗅窩部病変として症状と合致します。

e.誤り。後頭蓋窩病変であり、嗅覚脱失とFoster Kennedy症候群の説明になりません。

覚えるポイント

Foster Kennedy症候群は一側視神経萎縮と対側うっ血乳頭を呈し、嗅窩部髄膜腫など前頭蓋底病変で起こる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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